地域美術研究部会
地域美術研究部会は、2014年の第28回学芸員研修会「地域からの拠点−美術史の再構築に向けて」における提案を受けて、第63回全国美術館会議総会で創設が承認された新しい研究部会です。
美術館にとって、その美術館が存立する地域における美術の歴史を調査・研究して、歴史的に重要な作品を収集・保存するとともに、展示・公開することは、その地域の美術の伝統を継承して、新しい美術の創造に寄与するために、重要な基礎的な活動です。
これまで日本の美術館においては、地道な調査・研究の継続によって、「地域美術」のコレクションとして蓄積されてきました。しかし、これらの作品は、主に常設展などで展示され、研究紀要などに論考が掲載されながら、全国的な展覧会やカタログなどではあまり紹介されないために、広範には知られることのないままにあります。
このような現状を踏まえて、全国各地の「地域美術」に関する情報交換を進めるとともに、新たな「地域美術」の調査・研究を促して、全国の美術館(学芸員)の相互協力を図って、将来的には「地域美術」の観点から新しい美術史を総合的に研究することを、地域美術研究部会の活動の基本方針及び目標としています。
各年度における活動計画としては、年間に2回程度の研究部会を、全国美術館会議の地域ブロック(10ブロック)にある美術館を会場として、継続的に巡回開催することになりました。研究部会の内容としては、全国各地における「地域美術」の調査・研究の成果の発表を中心として、他の「地域美術」との関連する情報交換と今後の活動計画の討議を行います。
(2015年12月2日 文責:山田 諭)
美術館にとって、その美術館が存立する地域における美術の歴史を調査・研究して、歴史的に重要な作品を収集・保存するとともに、展示・公開することは、その地域の美術の伝統を継承して、新しい美術の創造に寄与するために、重要な基礎的な活動です。
これまで日本の美術館においては、地道な調査・研究の継続によって、「地域美術」のコレクションとして蓄積されてきました。しかし、これらの作品は、主に常設展などで展示され、研究紀要などに論考が掲載されながら、全国的な展覧会やカタログなどではあまり紹介されないために、広範には知られることのないままにあります。
このような現状を踏まえて、全国各地の「地域美術」に関する情報交換を進めるとともに、新たな「地域美術」の調査・研究を促して、全国の美術館(学芸員)の相互協力を図って、将来的には「地域美術」の観点から新しい美術史を総合的に研究することを、地域美術研究部会の活動の基本方針及び目標としています。
各年度における活動計画としては、年間に2回程度の研究部会を、全国美術館会議の地域ブロック(10ブロック)にある美術館を会場として、継続的に巡回開催することになりました。研究部会の内容としては、全国各地における「地域美術」の調査・研究の成果の発表を中心として、他の「地域美術」との関連する情報交換と今後の活動計画の討議を行います。
(2015年12月2日 文責:山田 諭)