学芸員研修会報告書

日時
2014年3月3日
場所
国立西洋美術館 講堂
〒110-0007
東京都台東区上野公園7-7
TEL:03-3828-5131(代表)
主催
全国美術館会議

第28回学芸員研修会

テーマ

「地域からの視点-美術史の再構築に向けて」

開催趣旨

 長期にわたる財政難から全国の美術館では寄贈を中心とした作品収集が続いています。地縁のある美術家の作品がまとまって収蔵される例も増えており、これに伴って地域の美術活動の再検証が進んで、東京や京都を中心に組み立てられてきた従来の日本近代美術史を見直し、地域から美術を見る新たな視点が発掘されつつあります。地域美術研究の実態を共有することで、各美術館をより有効な調査研究の場として活用するとともに、多視点をもった新たな近代美術史の構築を目指し、学芸員研修会を開催するものです。

プログラム

9:30-10:00 受付
10:00 開会 司会:中村 誠(埼玉県立近代美術館)
10:05 開会挨拶 全国美術館会議企画委員長 雪山行二(富山県立近代美術館)
10:10 趣旨説明 全国美術館会議副会長 山梨俊夫(国立国際美術館)
10:25-12:30 事例発表「地域の美術に宿る独自性はなにか?」
         1.歴史的な地方美術の展開=西村勇晴(北九州市立美術館)
         2.山脇信徳―首都から地方へ=鍵岡正謹(岡山県立美術館)
         3.福島の美術家たち=増渕鏡子(福島県立美術館)
         4.名古屋の美術運動=山田 諭(名古屋市美術館)

12:30-14:30 〈休憩 昼食/ 国立西洋美術館「モネ」展自由見学〉

14:30-17:00 討議「地域の美術から組み立てられる新たな美術史の可能性」
         討議項目:地域に根差したコレクション作りの方法、地元美術の研究の現在、
              共同研究の可能性等
         進  行:山梨俊夫副会長
17:00 閉会     開催趣旨/開催要項(PDF:138.6KB

懇親会

17:15-19:00
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