能登半島地震の被災状況に関する美術館の被災状況についてのお知らせ

 1月1日に発生した能登半島地震の被災状況については、全国美術館会議では災害時における連絡網の北信越ブロック本部館富山県美術館と副本部館石川県立美術館が中心となって、いまなお情報収集に努めております。
 現段階(1月9日午後11時)では、幸い被災地域の各美術館からは救援要請は出ておらず、「緊急に」対応が迫られている案件は報告されていません。しかし被災地域の交通通信の混乱に伴い、現地の情報が十分に把握できていない恐れが多分にあります。今後の情報収集で、全国美術館会議としては、救援活動を始める必要が出る可能性があります。また、救援活動は会員館からの救援要請に基づいて開始されるのが原則ですが、会員館以外の美術館施設に救援の必要な被害が出た場合について、東日本大震災の例にあったように、被災した非会員館が会員館を通じて救援要請を出してくることも考えられます。そのときは全美として対応することになります。
 今後、災害対策委員会を中心にさらに情報収集を継続して、被害の全容を把握するよう努めていきます。会員館の各位におかれましたは、こうした状況をご理解いただき、ご助力の必要が生じましたら、ぜひともご協力くださるようお願いいたします。

  2024年1月10日

                            全国美術館会議                           
                             会長 建畠 晢
                             災害対策委員会委員長 佐々木吉晴
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