第7回ホームページ開設・運営研究部会会合報告
内 容
酒井部会長:あいさつ
1. 美術館運営情報の拠点形成事業について
・全国美術館会議のホームページは、去年10月からその作成準備が進められてきたが、今年の
総会の前に文化庁の「芸術拠点形成事業」の支援金を受ける可能性が高くなり、現在内定も受
けている。
・予算全体700万円のうち650万円は「芸術拠点形成事業」支援金から負担。当初の構成よりも
広げて事業を進めることが可能になった。
・「芸術拠点形成事業」の趣旨からすれば、もっぱら会員館を対象としたHPではなく、できる
だけ多くの一般の方々(美術に興味ある人、運営・作品のノウハウを必要とする人)を対象と
したHPが対象となる。(様式2参照)
・助成金は17年度内の事業のみが対象となる。平成18年3月末までに形を整えなければならな
い。
2. 全美の出版物について
これまで発行してきた印刷物を、事務局及びHP開設・運営研究部会の作業により一覧表にし
た。(会議冒頭で配布)このアーカイブをHPに掲載することも支援金によって可能になる。
3. 全美HPの仮サイトについて
宮武:プロジェクターで投影された全美HP仮サイトをみながら説明。
ドメイン名:zenbi
サーバーの設置:レンタルサーバー
・疑問・問題点
①会員館と一般の区別パスワード認証
→全美から退会した場合もパスワードを持っていればHPを見ることができるが。
→毎年パスワードを更新するのは管理がたいへんではないか。
→ID確認をする前に注意事項を表示するべきだ。
→パスワードが漏れることは仕方ないのではないか。そのようなものだと認識して、HPを
構築するべきではない か。
→そもそも会員館と一般の区別は、フロントページで、目立たないかたちでやるべきではな
いか。現在の構成だと、好奇心の強い一般のひとがいろいろなページで、認証をもとめて
こられて、はじかれると不快である。ストレスがたまってしまう。
→もしフロントページで会員館と一般を分けると、経費はふえるので、制作会社と相談す
る。
②報告書・映像資料等の情報公開をどうするか
→通常の報告書は、「是非公開させてほしい」というスタンスで、各発表者、講演者に依頼
する。
→美術作品の被害状況調査報告、劣化の調査報告、美術館の環境の調査報告等、作品所有者
や所蔵館にとって情報公開がマイナスに働く可能性があるものについては、充分な審議が
必要になる。とりあえずPDF化等の作業は進めながらも、この最終的な検討を待つ。報告
によっては掲載しないものもありうる。(震災被害の報告書等)
③著作権をどうするか→紙媒体とHPでは著作権が違う。
→上記、「報告書・映像資料等の情報公開をどうするか」とも関係する事柄である。全美と
してガイドラインを作る必要がある。
④トップページに会員館単一で映像を載せると誤解を招くのでは?
→現在の構想では会員館の映像をランダムにのせるので、その心配はない。
→会員館のリンク集ものせるので美術館の集合体というイメージを与えられる。
⑤内容を変更する場合、各部会が更新するのか
→各部会から→事務局→パークウェーブからアップ
⑥質問・お問い合わせがあった場合の返答はどうするか。
・→事務局のキャパの関係もあり、質問を限定させるか、質問のフォームを限定するか、メ
ールアドレスはのせないか、いずれにせよ、さまざまな制約を課して、イージーな質問が
こないようにする。質問フォームを検討する。どういった人からの質問なのかがわかる
ようにする必要がある。匿名は不可。e-mailでは個別の質問にお答えできないと注意書
きを添えたらどうか。会員か、一般か。どういった人か。美術館の活動、意見。
・「事務局へのよくある質問」が増えてくれば、それはFAQで対応するという手もある。
HP を立ち上げてみて、実際の質問がきてから考えればよいのではないか。
⑦部会の情報はリアルタイムでアップは無理
⑧美術館運営に関する関係法規をのせたらどうか。
⑨小規模館のなかにはネット環境のないところもあるので、そのことも考慮してほしい。小規
模館のメーリングリストもほしい。
⑩「芸術拠点形成事業」の趣旨を考慮したFAQ的なもの—芸術拠点形成事業の要件をクリアし
ようとするFAQ的なもの(申請書様式2を参照のこと)は、会員館の総意を得るのが大変で
ある。一つのFAQを作るために、一つの新たな研究部会を必要とするほどのもの。芸術拠点
形成事業の要件をクリアしようとするのであれば、美術館の活動を社会的に認知させるペー
ジを充実すればよいのであって、FAQという形式にこだわらなくてもいいのではないか?
また、教育普及研究部会等は、会員館というよりは、むしろ一般の人向けや、先生方に出
したい情報がある。
⑪「休止中・停止中」という表記は変更する。役割を終えて解散した部会もある→「過去の活
動」というくくりにして、1ページでそれらの部会の活動を表現する。現在の部会の紹介
と、同じ形式にする必要はない。
【参考】アメリカの美術館協会(AAM)のHPを調査した生田さんの報告。
登録方法は2種類→1.団体 2.個人
・会員はパスワード等で管理
・会員になるための限定ではなく、学芸員をはじめ、ボランティアなどの関心のある人も
個人登録が可能→登録するにはお金を払う。
・登録料金 見たい部会の情報によって価格が違うため、基本料金+それぞれの研究部会
の加入料の積算金額が各個人の登録料金となる。
・研究部会のページ構成は各部会の独自性に任される。(PDF情報も)→クオリティにば
らつきがある
4. コンテンツの内容と分量、作業分担等について各研究部会に関するコンテンツについて
①各部会の説明を200字(上限)でまとめる→10月末締切り[10月28日金曜日まで]
②各部会の詳しい説明を1000字(A4 1枚分)でまとめる(基本語を入れる)
→11月末[11月23日金曜日]までに。
③各部会の過去の活動の出版物、ペーパー、データがあれば→和歌山県立近代美術館に11月末
[11月23日金曜日]までに。
④サブメニューについて各部会で検討→12月末(今後アップすることも可能なので、慌てなく
てよい)
容量は各部会につき5MB(今年度)→平成18年度以降の更新料(維持・サーバー料)は情報
量によって変化するので理事会で今後検討。
⑤画像がある場合は準備
⑥各部会が一般を対象にした場合にどんなコンテンツを提供できるか考えておく。
◇教育普及研究部会:印刷物・会合案内・催し物案内的なもの。
◇保存研究部会:会報を掲載する際は、関係者に確認。
◇情報・資料研究部会:アンケート結果をまとめてみる。(別紙参照)
◇小規模館研究部会:小規模館を訪れるきっかけとなるようなもの・マップ
5. パークウェーブ社からの質問
・ページタイトルのメニュ一部分のタイトルは折り返して表示してよいか→そのままでよい。
・NewsとHPの関係→今後どうするか検討。
・活動内容→サブメニューが必要かどうかは今後の課題。
・ニュース・印刷物の冊子の目次はいれることに決定。
・各部会の資料の項目ごとにアクセス権を必要とするかどうか。
6. 次回の会議は11月下旬、金沢21世紀美術館にて開催予定。
1. 美術館運営情報の拠点形成事業について
・全国美術館会議のホームページは、去年10月からその作成準備が進められてきたが、今年の
総会の前に文化庁の「芸術拠点形成事業」の支援金を受ける可能性が高くなり、現在内定も受
けている。
・予算全体700万円のうち650万円は「芸術拠点形成事業」支援金から負担。当初の構成よりも
広げて事業を進めることが可能になった。
・「芸術拠点形成事業」の趣旨からすれば、もっぱら会員館を対象としたHPではなく、できる
だけ多くの一般の方々(美術に興味ある人、運営・作品のノウハウを必要とする人)を対象と
したHPが対象となる。(様式2参照)
・助成金は17年度内の事業のみが対象となる。平成18年3月末までに形を整えなければならな
い。
2. 全美の出版物について
これまで発行してきた印刷物を、事務局及びHP開設・運営研究部会の作業により一覧表にし
た。(会議冒頭で配布)このアーカイブをHPに掲載することも支援金によって可能になる。
3. 全美HPの仮サイトについて
宮武:プロジェクターで投影された全美HP仮サイトをみながら説明。
ドメイン名:zenbi
サーバーの設置:レンタルサーバー
・疑問・問題点
①会員館と一般の区別パスワード認証
→全美から退会した場合もパスワードを持っていればHPを見ることができるが。
→毎年パスワードを更新するのは管理がたいへんではないか。
→ID確認をする前に注意事項を表示するべきだ。
→パスワードが漏れることは仕方ないのではないか。そのようなものだと認識して、HPを
構築するべきではない か。
→そもそも会員館と一般の区別は、フロントページで、目立たないかたちでやるべきではな
いか。現在の構成だと、好奇心の強い一般のひとがいろいろなページで、認証をもとめて
こられて、はじかれると不快である。ストレスがたまってしまう。
→もしフロントページで会員館と一般を分けると、経費はふえるので、制作会社と相談す
る。
②報告書・映像資料等の情報公開をどうするか
→通常の報告書は、「是非公開させてほしい」というスタンスで、各発表者、講演者に依頼
する。
→美術作品の被害状況調査報告、劣化の調査報告、美術館の環境の調査報告等、作品所有者
や所蔵館にとって情報公開がマイナスに働く可能性があるものについては、充分な審議が
必要になる。とりあえずPDF化等の作業は進めながらも、この最終的な検討を待つ。報告
によっては掲載しないものもありうる。(震災被害の報告書等)
③著作権をどうするか→紙媒体とHPでは著作権が違う。
→上記、「報告書・映像資料等の情報公開をどうするか」とも関係する事柄である。全美と
してガイドラインを作る必要がある。
④トップページに会員館単一で映像を載せると誤解を招くのでは?
→現在の構想では会員館の映像をランダムにのせるので、その心配はない。
→会員館のリンク集ものせるので美術館の集合体というイメージを与えられる。
⑤内容を変更する場合、各部会が更新するのか
→各部会から→事務局→パークウェーブからアップ
⑥質問・お問い合わせがあった場合の返答はどうするか。
・→事務局のキャパの関係もあり、質問を限定させるか、質問のフォームを限定するか、メ
ールアドレスはのせないか、いずれにせよ、さまざまな制約を課して、イージーな質問が
こないようにする。質問フォームを検討する。どういった人からの質問なのかがわかる
ようにする必要がある。匿名は不可。e-mailでは個別の質問にお答えできないと注意書
きを添えたらどうか。会員か、一般か。どういった人か。美術館の活動、意見。
・「事務局へのよくある質問」が増えてくれば、それはFAQで対応するという手もある。
HP を立ち上げてみて、実際の質問がきてから考えればよいのではないか。
⑦部会の情報はリアルタイムでアップは無理
⑧美術館運営に関する関係法規をのせたらどうか。
⑨小規模館のなかにはネット環境のないところもあるので、そのことも考慮してほしい。小規
模館のメーリングリストもほしい。
⑩「芸術拠点形成事業」の趣旨を考慮したFAQ的なもの—芸術拠点形成事業の要件をクリアし
ようとするFAQ的なもの(申請書様式2を参照のこと)は、会員館の総意を得るのが大変で
ある。一つのFAQを作るために、一つの新たな研究部会を必要とするほどのもの。芸術拠点
形成事業の要件をクリアしようとするのであれば、美術館の活動を社会的に認知させるペー
ジを充実すればよいのであって、FAQという形式にこだわらなくてもいいのではないか?
また、教育普及研究部会等は、会員館というよりは、むしろ一般の人向けや、先生方に出
したい情報がある。
⑪「休止中・停止中」という表記は変更する。役割を終えて解散した部会もある→「過去の活
動」というくくりにして、1ページでそれらの部会の活動を表現する。現在の部会の紹介
と、同じ形式にする必要はない。
【参考】アメリカの美術館協会(AAM)のHPを調査した生田さんの報告。
登録方法は2種類→1.団体 2.個人
・会員はパスワード等で管理
・会員になるための限定ではなく、学芸員をはじめ、ボランティアなどの関心のある人も
個人登録が可能→登録するにはお金を払う。
・登録料金 見たい部会の情報によって価格が違うため、基本料金+それぞれの研究部会
の加入料の積算金額が各個人の登録料金となる。
・研究部会のページ構成は各部会の独自性に任される。(PDF情報も)→クオリティにば
らつきがある
4. コンテンツの内容と分量、作業分担等について各研究部会に関するコンテンツについて
①各部会の説明を200字(上限)でまとめる→10月末締切り[10月28日金曜日まで]
②各部会の詳しい説明を1000字(A4 1枚分)でまとめる(基本語を入れる)
→11月末[11月23日金曜日]までに。
③各部会の過去の活動の出版物、ペーパー、データがあれば→和歌山県立近代美術館に11月末
[11月23日金曜日]までに。
④サブメニューについて各部会で検討→12月末(今後アップすることも可能なので、慌てなく
てよい)
容量は各部会につき5MB(今年度)→平成18年度以降の更新料(維持・サーバー料)は情報
量によって変化するので理事会で今後検討。
⑤画像がある場合は準備
⑥各部会が一般を対象にした場合にどんなコンテンツを提供できるか考えておく。
◇教育普及研究部会:印刷物・会合案内・催し物案内的なもの。
◇保存研究部会:会報を掲載する際は、関係者に確認。
◇情報・資料研究部会:アンケート結果をまとめてみる。(別紙参照)
◇小規模館研究部会:小規模館を訪れるきっかけとなるようなもの・マップ
5. パークウェーブ社からの質問
・ページタイトルのメニュ一部分のタイトルは折り返して表示してよいか→そのままでよい。
・NewsとHPの関係→今後どうするか検討。
・活動内容→サブメニューが必要かどうかは今後の課題。
・ニュース・印刷物の冊子の目次はいれることに決定。
・各部会の資料の項目ごとにアクセス権を必要とするかどうか。
6. 次回の会議は11月下旬、金沢21世紀美術館にて開催予定。
出席者
◇ホームページ開設・運営研究部会
酒井哲朗(部会長、福島県立美術館館長)
浜田拓志(幹事、和歌山県立近代美術館)
宮武 弘(福島県立美術館)
大橋弘明(東京富士美術館)
生田ゆき(三重県立美術館)
南出真由子(和歌山県立近代美術館友の会・ホームページ試作版制作者)
◇保存研究部会
石井 亨(幹事、財団法人石橋財団ブリヂストン美術館)
田中善明(幹事、三重県立美術館)
◇教育普及研究部会
寺島洋子(幹事、国立西洋美術館)
酒井敦子(国立西洋美術館)
◇情報・資料研究部会
水谷長志(東京国立近代美術館)
◇小規模館研究部会
廣田生馬(幹事、神戸市立小磯記念美術館)
富安玲子(副幹事、マリー・ローランサン美術館)
◇指定管理者制度研究部会
坂上義太郎(幹事代理、伊丹市立美術館)
◇全美事務局
高松 準(総務幹事)
東 伸(総務主事、金沢21世紀美術館)
◇株式会社パークウェーブ(ホームページ制作委託会社)
塩山徳宏(専務取締役)
上坂真由
酒井哲朗(部会長、福島県立美術館館長)
浜田拓志(幹事、和歌山県立近代美術館)
宮武 弘(福島県立美術館)
大橋弘明(東京富士美術館)
生田ゆき(三重県立美術館)
南出真由子(和歌山県立近代美術館友の会・ホームページ試作版制作者)
◇保存研究部会
石井 亨(幹事、財団法人石橋財団ブリヂストン美術館)
田中善明(幹事、三重県立美術館)
◇教育普及研究部会
寺島洋子(幹事、国立西洋美術館)
酒井敦子(国立西洋美術館)
◇情報・資料研究部会
水谷長志(東京国立近代美術館)
◇小規模館研究部会
廣田生馬(幹事、神戸市立小磯記念美術館)
富安玲子(副幹事、マリー・ローランサン美術館)
◇指定管理者制度研究部会
坂上義太郎(幹事代理、伊丹市立美術館)
◇全美事務局
高松 準(総務幹事)
東 伸(総務主事、金沢21世紀美術館)
◇株式会社パークウェーブ(ホームページ制作委託会社)
塩山徳宏(専務取締役)
上坂真由