第63回全国美術館会議総会
日程等
第1日/5月22日(木)
総 会 13:30~16:30(受付12:00~)
1.開会挨拶 全国美術館会議会長
2.来賓挨拶 文化庁長官
3.歓迎挨拶 広島県知事
4.議長選出
5.議 事
第1号議案 平成25年度事業報告並びに収支決算について
第2号議案 平成26年度事業計画(案)並びに収支予算(案)について
第3号議案 新入会館及び退会館について
第4号議案 理事の退任及び選任について
報告第1号 企画委員会及び研究部会の活動について
報告第2号 東日本大震災復興対策委員会の活動報告について
そ の 他 ・美術品補償制度の見直しについて
・ICOM日本委員会について
6.閉会挨拶
特別セッション 16:45~17:45
内 容:「美術館の地域連携ー広島の事例」
概要報告:「アート・アーチ・ひろしま2013」
概要紹介:越智裕二郎(広島県立美術館長)
古谷可由(ひろしま美術館学芸部長)
福永 治(広島市現代美術館長)
ディスカッション
質疑応答
第2日/5月23日(金)
美術館視察 9:00~ 広島県立美術館、ひろしま美術館、広島市現代美術館
総 会 13:30~16:30(受付12:00~)
1.開会挨拶 全国美術館会議会長
2.来賓挨拶 文化庁長官
3.歓迎挨拶 広島県知事
4.議長選出
5.議 事
第1号議案 平成25年度事業報告並びに収支決算について
第2号議案 平成26年度事業計画(案)並びに収支予算(案)について
第3号議案 新入会館及び退会館について
第4号議案 理事の退任及び選任について
報告第1号 企画委員会及び研究部会の活動について
報告第2号 東日本大震災復興対策委員会の活動報告について
そ の 他 ・美術品補償制度の見直しについて
・ICOM日本委員会について
6.閉会挨拶
特別セッション 16:45~17:45
内 容:「美術館の地域連携ー広島の事例」
概要報告:「アート・アーチ・ひろしま2013」
概要紹介:越智裕二郎(広島県立美術館長)
古谷可由(ひろしま美術館学芸部長)
福永 治(広島市現代美術館長)
ディスカッション
質疑応答
第2日/5月23日(金)
美術館視察 9:00~ 広島県立美術館、ひろしま美術館、広島市現代美術館
レポート
総会は同じリーガロイヤルホテル広島を会場として250名以上が出席して開催されました。
最初に広島県知事の歓迎挨拶、続いて昨年まで全国美術館会議の会長を務めていただいた青柳文化庁長官の来賓挨拶の後、広島県立美術館の越智裕二郎館長を議長として議事が進行しました。まず午前中の理事会の結果を受けて議案が審議され、昨年度の事業報告と収支決算、今年度の事業計画と収支予算、新規会員館の入会、役員の改選等が承認されました。続いて報告事項として企画委員会と研究部会の活動報告が企画担当幹事と各部会幹事からなされ、東日本大震災復興対策委員会の活動についても報告がありました。この後、文化庁より平成23年に施行された美術品補償制度の見直しについて、日本ICOM委員会から2019年のICOM(国際博物館会議)の世界大会を京都に招致する活動について説明がありました
総会終了後、引き続き「美術館の地域連携―広島の事例」と題した特別セッションが開かれ、今回の担当館である広島県立美術館、広島市現代美術館、ひろしま美術館の関係者より、それぞれに分野の異なる三つの美術館が共存する広島市において、美術館の連携にいかに取り組んだかという事例報告がありました。今回の総会では新たな部会として「地域美術研究部会」の設立も報告され、全国美術館会議の加盟館の多数を占める地方の公立私立美術館にとって地域に根ざした美術館活動をいかに展開するかという問題が重要な課題となっています。今回の特別セッションは時宜を得た内容であったといえるでしょう。今回の総会では久しぶりに東日本大震災とは異なったテーマのセッションが開かれましたが、総会に合わせて会員館に全国美術館会議が編集した『東日本大震災美術館・博物館総合調査報告』が配布され、リアス・アーク美術館が編集した『リアス・アーク美術館常設展示図録 東日本大震災の記録と津波の災害史』も参加者に手渡されました。震災から3年が経過しますが、なおも震災が美術館博物館にもたらした影響は大きく、この意味でも原子力災害というかたちで震災の余波が現在に及ぶ福島県で来年の総会が開かれることの意味は大きいと考えます。
最初に広島県知事の歓迎挨拶、続いて昨年まで全国美術館会議の会長を務めていただいた青柳文化庁長官の来賓挨拶の後、広島県立美術館の越智裕二郎館長を議長として議事が進行しました。まず午前中の理事会の結果を受けて議案が審議され、昨年度の事業報告と収支決算、今年度の事業計画と収支予算、新規会員館の入会、役員の改選等が承認されました。続いて報告事項として企画委員会と研究部会の活動報告が企画担当幹事と各部会幹事からなされ、東日本大震災復興対策委員会の活動についても報告がありました。この後、文化庁より平成23年に施行された美術品補償制度の見直しについて、日本ICOM委員会から2019年のICOM(国際博物館会議)の世界大会を京都に招致する活動について説明がありました
総会終了後、引き続き「美術館の地域連携―広島の事例」と題した特別セッションが開かれ、今回の担当館である広島県立美術館、広島市現代美術館、ひろしま美術館の関係者より、それぞれに分野の異なる三つの美術館が共存する広島市において、美術館の連携にいかに取り組んだかという事例報告がありました。今回の総会では新たな部会として「地域美術研究部会」の設立も報告され、全国美術館会議の加盟館の多数を占める地方の公立私立美術館にとって地域に根ざした美術館活動をいかに展開するかという問題が重要な課題となっています。今回の特別セッションは時宜を得た内容であったといえるでしょう。今回の総会では久しぶりに東日本大震災とは異なったテーマのセッションが開かれましたが、総会に合わせて会員館に全国美術館会議が編集した『東日本大震災美術館・博物館総合調査報告』が配布され、リアス・アーク美術館が編集した『リアス・アーク美術館常設展示図録 東日本大震災の記録と津波の災害史』も参加者に手渡されました。震災から3年が経過しますが、なおも震災が美術館博物館にもたらした影響は大きく、この意味でも原子力災害というかたちで震災の余波が現在に及ぶ福島県で来年の総会が開かれることの意味は大きいと考えます。
(文責 機関誌部会幹事 鳥取県立博物館 尾﨑信一郎)