理事会

日時
令和4年1月31日(月)13:00~15:45
場所
アルカディア市ヶ谷(東京都)
穂高(東)
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-2-25

令和3年度第4回理事会

議 事

1. 審議事項
   第1号議案 令和3年度事業並びに予算の執行状況について
   第2号議案 令和4年度事業計画(案)並びに収支予算(案)について
   第3号議案 新入会員の審査及び退会について
   第4号議案 災害対策委員の選任について
   第5号議案 ホームページ閲覧権限及び機関誌の投稿について
   第6号議案 第2回(第71回)総会の開催について
   第7号議案 諸規則について

2. 報告事項
   報告第1号 職務執行状況の報告について
   報告第2号 第36回学芸員研修会の開催について
         
3. そ の 他
   第3回(第72回)総会について  
   博物館法改正について

レポート

 令和4年1月31日に開かれた一般社団法人全国美術館会議令和3年度第4回理事会について報告いたします。
 第4回理事会はオンラインを併用しつつ東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷、穂高の間で開かれました。会場には建畠会長、逢坂、徳川の2名の副会長の外7名の理事、木本監事が出席、オンラインによって出川副会長、9名の理事が出席しました。事務局からは事務局長、企画担当幹事、総務担当幹事、広報委員1名が会場で出席しました。
 建畠会長挨拶の後、議長には徳川副会長が選ばれ、審議に入りました。
 審議事項として、まず令和3年度事業並びに収支予算の執行状況について事務局より説明がありました。今年度もコロナ禍の影響が大きく、総会をはじめとした各事業も当初予定どおりの実施とはならなかったものの、オンラインでの開催など対応についての説明があり、承認されました。
 続いて令和4年度事業計画(案)並びに収支予算(案)について事務局より説明があり、審議の後に承認されました。理事より財政状況について質問があり、会長より直近では問題ないものの、中長期的には大きな課題であり、会費の改定等も含めて検討が必要との回答がありました。
 また、新規入会を希望する美術館の審査が行われ、横浜市民ギャラリー、真庭市蒜山ミュージアム、横浜市民ギャラリーあざみ野、南砺市立福光美術館の4館の正会員、2名の個人会員の入会が承認されました。また、公益財団法人杉本美術館より当該館の閉館に伴って退会届が提出され、受理されています。
 災害対策委員長より、新任の災害対策委員についてサイトウミュージアム準備室の田中善明氏の推薦がありました。東日本大震災の際もレスキュー活動に尽力されており、適任であるとの説明があり、承認されました。
 広報委員長より、ホームページ閲覧権限及び機関誌の投稿について提案がありました。個人会員、賛助会員制度により会員数の確保、拡大を目指してきたところですが、正会員に比べ特典が少ないとの声もあります。個人会員及び賛助会員に対する全国美術館会議ホームページの閲覧制限を一部解除する、また機関誌投稿規定を改正し、正会員のみならず個人会員、賛助会員へ投稿資格を広げたいとの提案です。なお、営業目的等の原稿は掲載しないこととし、広報委員会が掲載の採否を判断することとします。また、ホームページ、機関誌それぞれで賛助会員の業務内容などわかりやすく紹介すべく工夫していく予定です。この提案並びに投稿規定の改正案について、審議の後に承認されました。
 第2回(第71回)総会について事務局より報告がありました。令和4年6月2日、3日の両日に山梨県立美術館が担当館となり、ベルクラシック甲府で行われる予定です。今後の新型コロナウイルス感染症の状況により開催方法を変更する可能性があるため、その状況判断については開催担当館と事務局に一任いただきたいとの申し出があり、了承されました。
 事務局より諸規則制定について進捗の報告がありました。一般社団法人となったことに伴い、職員就業規則等を定める必要が出てきました。現在事務局で原案の作成を進めており出来次第、理事会に諮ることとなります。
 報告事項としては、まず会長より令和3年6月より12月の職務遂行状況の報告がありました。特に「コロナ対応の全国美術館会議の体制整備」については、ホームページでのメッセージの発信をはじめ、文化庁補助金にかかる情報の整理や会員への助言の発信などを行なっています。
 続いて、第36回学芸員研修会の開催について、企画担当の地域美術研究部会より報告がありました。「いまなぜ、地域美術を研究するのか」と題して3月10日にオンラインにより三重県立美術館で開催する予定です。
 第3回(第72回)総会については、令和5年に西日本の施設で開催する予定です。各理事からの推薦内容を踏まえて事務局で調整を進めます。
 また、博物館法改正の状況について事務局より報告がありました。博物館法改正について文化庁文化審議会博物館部会のワーキンググループにて議論され、答申「博物館法制度の今後の在り方について」が出されました。また、それに対して日本博物館協会で緊急フォーラムが開催されたところです。各理事には博物館法改正の今後の動きにご留意いただきたいとの依頼がありました。また、登録有形文化財登録基準の一部改正案に関するパブリックコメントの実施について情報提供がありました。
 最後に、事務局より令和4年6月2日の次回理事会開催について案内がありました。
(文責 広報委員 国立国際美術館 青山杏子)
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