第3回ホームページ開設・運営研究部会会合報告
内 容
〈会合の要約〉
全国美術館会議HPと全美ニュースは、内容的に重複するところもあるので連携して動く必要がある。また、全美のメンバーが必要とする有益な情報を機動的に収集し、各部局と連絡調整しながら編集するためには、金沢21世紀美術館、3部会、事務局から数名の担当者を出して、センター的な機能を果たすチームを作る必要があるのではないか。ただこのチームを全美の組織の中でどのように位置づけるかは今後蓑会長とも協議せねばならない。
全美HPについては、開設・運営経費の見積の精度を高めるため、デジタルアーカイブに加工する文書量を早急に算出する必要がある。ただ開設は急ぐので、各部局との速やかな調整は、HP開設・運営研究部会が引き続き行っていく。情報・資料研究部会のHPも、全美HPの中に組み込んだらどうかという、開設・運営研究部会からの要請もあったが、情報・資料研究部会は、同会の会合において検討したいとの意向を示した。
〈各部長よりあいさつ〉
・ 1/28の理事会をうけ3部会で調整してほしい、との要望により、今回の会議開催に至った。よ
りよい運営ができるようご協力お願いしたい。(酒井部会長)
・ 3部会間の調整により重複した部分を避けることが可能。内容によっては、必ずしも3部会統
合を目指す必要はないとも思う。調整部分が一番の鍵。(辻部会長)
・ 全国より情報を収集し、意見交換しやすい体制をつくることが重要。(原田部会長)
〈事務局より〉
・ 本会議の協議内容を、簑会長に報告する予定。必要であれば、会長も次回会議に出席する意
向。(東)
〈各部会より状況説明〉
◇ HP開設・運営研究部会より報告(浜田)
・ 1/28の理事会において、開設趣旨を説明しながらホームページ試作版でプレゼンテーションを
行った。開設については理事会で承認を得られたが、目的、内容、運営方法をさらに関連部会で
煮詰めるよう要請を受けたそうなので、再度説明する。
・ 全美HP を開設・運営するおもな目的は以下の4つ。
1. 加盟館の運営にとって有益な情報を提供する。
2. 全美が蓄積してきた刊行物をデジタルアーカイブ化して、アクセス可能にする。
3. 全美関係のニュースが速やかに伝わるようにし(速報性)、また加盟館の成員すべてに、必要
な情報がゆきわたるようにする(浸透性)。
4. 加盟館のメンバーのみならず社会に広く全美の組織や活動に関する情報を伝える。
(メンバー外の人々に伝える内容は、もちろん選別する必要がある。)
(具体例)
現在、たとえば全美の総会で伝えられ、議論されたことが、総会の参加者以外のメンバーに伝わ
るには多大な時聞がかかっているし、ほとんど伝わっていないことすらある。同じ事は全美が刊行
している印刷物についてもいえる。この課題をホームページの開設によって解決したい。
◇ 全美ニュース研究部会よりの意見・提案(原田部会長)
・ 従来のお知らせ中心の内容を改め、より充実したものにリニューアルしたい。
・ 加盟館の展覧会情報等は、速報性のあるHP 等での案内の方が効果的。
・ 紙媒体ならではの良さもあると認識しているが、うまくデジタル媒体と融合する方法もあると
考えている。
・ 掲載内容に偏りを生じさせないために全国をブロックに分けて情報収集し、意見交換できるシ
ステムづくりが必要。ただ必ずしもブロックに固執はしない。
・ 全美ニュースである以上、事務局との連携が不可欠である。
◇ 情報・資料研究部会より報告(奥村)
・ 情報システムに関する情報交換の場として情報処理WG としてスタート。(1993年)当時、全
美の公式HP設置も試みたが、IT化に馴染みの薄い時代背景もあり実現されなかった。現在は各
館のHPの調査、研究を中心に活動。最近の活動として、各館の検索型データベースについて実
見調査を行いリストを作成。将来的には、会員館に有益な情報提供ができるようにしていきた
い。
・ 過去、東京国立博物館のサーバーを一時的に間借りし、試行版全美のHPを作成した経緯がある
が情報更新は行われていない。最近、情報・資料研究部会の恒久的なHP開設を目標に動きはじ
めたところ。
・ 総務省下(以前は、文化庁)で、全国の美術館/博物館の共通検索システム構築構想もある様
子。
〈全美HP及びニュースの課題と解決案〉
① 人員の確保、情報収集の方法
新HPの運営及びニュースの編集を今後行っていくうえで、現状の体制には限界があるのでは?
(酒井、原田、辻)
* 中心となるセンターを整備する必要がある。各部会より1名、事務局が属する館(金沢21C美)
より1名、事務局、他数名で編成し、全国の加盟館より情報収集、意見交換をし、HPやニュー
スの編集を進めていく。(酒井)
* 情報収集は内容の偏りを避けるために、全国をブロック分けし情報収集する手段もある。しか
し過去に他部会で連絡網整備のためブロック分けを実施したが、次第に機能が低下した例もあ
る。中心的役割を果たすセンターを設置することで機能維持が可能だと思われる。(原因)
② コンテンツのガイドライン、ルールづくり
・全美HPで各部会が活動の紹介等を行う際、その内容はどのような制約を受けるのか? (鴨
木)
・全美HP はあくまで全美としてオーソライズされた情報を公開する場であるので、今後、そ
のガイドラインを作り、ルール作りをしていく必要がある。(大嶋、宮武)
③ 予算
理事会で伝えた経費の目安「250万円から400万円の間」 について。この幅の根拠は? (辻)
・デジタルアーカイブ化する情報量を把握できれば、必要なサーバーの容量やデジタルアーカイ
ブに加工する委託料について、より具体的な数字を算出できる。また、今後業者と接触し、入
札をすることで予算が抑えられる。全美の事務局が大阪市美にあったとき、おおまかな仕様書
を出して、2業者に見積もりをもらい、一社は250万円、他社は1000万円だった。通常、大き
な組織のHPの開設費用は400万円程度だと聞いている。そのような事情で、理事会で伝えた経
費の目安は、「250万円から400万円の間」としたのだが、HP開設・運営研究部会としては、
350万円以内に収めたいと考えている。(浜田)
[予算算出根拠]
開設…250-350万円(ウェブデザイン委託料、出版物のデジタル化の委託料)
運営…40-60万円/年(サーバーレンタル料、更新作業委託料)
* 今後は仕様書を作成し入札を行い、各部会、事務局、委託会社等と調整を行い、具体化させて
いく方向でいく。
* 予算については、さらに討議していく必要がある。
以上
全国美術館会議HPと全美ニュースは、内容的に重複するところもあるので連携して動く必要がある。また、全美のメンバーが必要とする有益な情報を機動的に収集し、各部局と連絡調整しながら編集するためには、金沢21世紀美術館、3部会、事務局から数名の担当者を出して、センター的な機能を果たすチームを作る必要があるのではないか。ただこのチームを全美の組織の中でどのように位置づけるかは今後蓑会長とも協議せねばならない。
全美HPについては、開設・運営経費の見積の精度を高めるため、デジタルアーカイブに加工する文書量を早急に算出する必要がある。ただ開設は急ぐので、各部局との速やかな調整は、HP開設・運営研究部会が引き続き行っていく。情報・資料研究部会のHPも、全美HPの中に組み込んだらどうかという、開設・運営研究部会からの要請もあったが、情報・資料研究部会は、同会の会合において検討したいとの意向を示した。
〈各部長よりあいさつ〉
・ 1/28の理事会をうけ3部会で調整してほしい、との要望により、今回の会議開催に至った。よ
りよい運営ができるようご協力お願いしたい。(酒井部会長)
・ 3部会間の調整により重複した部分を避けることが可能。内容によっては、必ずしも3部会統
合を目指す必要はないとも思う。調整部分が一番の鍵。(辻部会長)
・ 全国より情報を収集し、意見交換しやすい体制をつくることが重要。(原田部会長)
〈事務局より〉
・ 本会議の協議内容を、簑会長に報告する予定。必要であれば、会長も次回会議に出席する意
向。(東)
〈各部会より状況説明〉
◇ HP開設・運営研究部会より報告(浜田)
・ 1/28の理事会において、開設趣旨を説明しながらホームページ試作版でプレゼンテーションを
行った。開設については理事会で承認を得られたが、目的、内容、運営方法をさらに関連部会で
煮詰めるよう要請を受けたそうなので、再度説明する。
・ 全美HP を開設・運営するおもな目的は以下の4つ。
1. 加盟館の運営にとって有益な情報を提供する。
2. 全美が蓄積してきた刊行物をデジタルアーカイブ化して、アクセス可能にする。
3. 全美関係のニュースが速やかに伝わるようにし(速報性)、また加盟館の成員すべてに、必要
な情報がゆきわたるようにする(浸透性)。
4. 加盟館のメンバーのみならず社会に広く全美の組織や活動に関する情報を伝える。
(メンバー外の人々に伝える内容は、もちろん選別する必要がある。)
(具体例)
現在、たとえば全美の総会で伝えられ、議論されたことが、総会の参加者以外のメンバーに伝わ
るには多大な時聞がかかっているし、ほとんど伝わっていないことすらある。同じ事は全美が刊行
している印刷物についてもいえる。この課題をホームページの開設によって解決したい。
◇ 全美ニュース研究部会よりの意見・提案(原田部会長)
・ 従来のお知らせ中心の内容を改め、より充実したものにリニューアルしたい。
・ 加盟館の展覧会情報等は、速報性のあるHP 等での案内の方が効果的。
・ 紙媒体ならではの良さもあると認識しているが、うまくデジタル媒体と融合する方法もあると
考えている。
・ 掲載内容に偏りを生じさせないために全国をブロックに分けて情報収集し、意見交換できるシ
ステムづくりが必要。ただ必ずしもブロックに固執はしない。
・ 全美ニュースである以上、事務局との連携が不可欠である。
◇ 情報・資料研究部会より報告(奥村)
・ 情報システムに関する情報交換の場として情報処理WG としてスタート。(1993年)当時、全
美の公式HP設置も試みたが、IT化に馴染みの薄い時代背景もあり実現されなかった。現在は各
館のHPの調査、研究を中心に活動。最近の活動として、各館の検索型データベースについて実
見調査を行いリストを作成。将来的には、会員館に有益な情報提供ができるようにしていきた
い。
・ 過去、東京国立博物館のサーバーを一時的に間借りし、試行版全美のHPを作成した経緯がある
が情報更新は行われていない。最近、情報・資料研究部会の恒久的なHP開設を目標に動きはじ
めたところ。
・ 総務省下(以前は、文化庁)で、全国の美術館/博物館の共通検索システム構築構想もある様
子。
〈全美HP及びニュースの課題と解決案〉
① 人員の確保、情報収集の方法
新HPの運営及びニュースの編集を今後行っていくうえで、現状の体制には限界があるのでは?
(酒井、原田、辻)
* 中心となるセンターを整備する必要がある。各部会より1名、事務局が属する館(金沢21C美)
より1名、事務局、他数名で編成し、全国の加盟館より情報収集、意見交換をし、HPやニュー
スの編集を進めていく。(酒井)
* 情報収集は内容の偏りを避けるために、全国をブロック分けし情報収集する手段もある。しか
し過去に他部会で連絡網整備のためブロック分けを実施したが、次第に機能が低下した例もあ
る。中心的役割を果たすセンターを設置することで機能維持が可能だと思われる。(原因)
② コンテンツのガイドライン、ルールづくり
・全美HPで各部会が活動の紹介等を行う際、その内容はどのような制約を受けるのか? (鴨
木)
・全美HP はあくまで全美としてオーソライズされた情報を公開する場であるので、今後、そ
のガイドラインを作り、ルール作りをしていく必要がある。(大嶋、宮武)
③ 予算
理事会で伝えた経費の目安「250万円から400万円の間」 について。この幅の根拠は? (辻)
・デジタルアーカイブ化する情報量を把握できれば、必要なサーバーの容量やデジタルアーカイ
ブに加工する委託料について、より具体的な数字を算出できる。また、今後業者と接触し、入
札をすることで予算が抑えられる。全美の事務局が大阪市美にあったとき、おおまかな仕様書
を出して、2業者に見積もりをもらい、一社は250万円、他社は1000万円だった。通常、大き
な組織のHPの開設費用は400万円程度だと聞いている。そのような事情で、理事会で伝えた経
費の目安は、「250万円から400万円の間」としたのだが、HP開設・運営研究部会としては、
350万円以内に収めたいと考えている。(浜田)
[予算算出根拠]
開設…250-350万円(ウェブデザイン委託料、出版物のデジタル化の委託料)
運営…40-60万円/年(サーバーレンタル料、更新作業委託料)
* 今後は仕様書を作成し入札を行い、各部会、事務局、委託会社等と調整を行い、具体化させて
いく方向でいく。
* 予算については、さらに討議していく必要がある。
以上
資料1
全国美術館会議ホームページ開設にあたっての指針(案)
(全国美術館会鵠ホームページ開設・運営研究部会2005年1月28日)
1. 全国美術館会議は全国の美術館を代表する唯一の組織であるが、この本組織のさまざまな情
報とアーカイブに加盟館のメンバーがアクセスして、美術館運営をめぐるさまざまな問題や課
題の解決に役立つよう、全国美術館会議ホームページ(以下「全美ホームページ」と略す)を
制作する。
2. 全美ホームページは、現在全美事務局が出している紙媒体の情報(たとえば全美ニュースや
総会の議事録等々)に速報性と浸透性を与える。
3. 全美ホームページは、これまで全国美術館会識が発行してきた刊行物も掲載することによっ
て、アクセスしやすいアーカイブとしてメンバーの利用に供する。
4. 全美ホームページは、加盟館のメンバーに共有すべき情報・利用価値のある情報を提供する
だけではなく、広く美術館運営に関わる人々や、ホームページにアクセスする全ての人々にも
全美のメッセージを伝えることをめざす。
(全国美術館会鵠ホームページ開設・運営研究部会2005年1月28日)
1. 全国美術館会議は全国の美術館を代表する唯一の組織であるが、この本組織のさまざまな情
報とアーカイブに加盟館のメンバーがアクセスして、美術館運営をめぐるさまざまな問題や課
題の解決に役立つよう、全国美術館会議ホームページ(以下「全美ホームページ」と略す)を
制作する。
2. 全美ホームページは、現在全美事務局が出している紙媒体の情報(たとえば全美ニュースや
総会の議事録等々)に速報性と浸透性を与える。
3. 全美ホームページは、これまで全国美術館会識が発行してきた刊行物も掲載することによっ
て、アクセスしやすいアーカイブとしてメンバーの利用に供する。
4. 全美ホームページは、加盟館のメンバーに共有すべき情報・利用価値のある情報を提供する
だけではなく、広く美術館運営に関わる人々や、ホームページにアクセスする全ての人々にも
全美のメッセージを伝えることをめざす。
資料2
開設にいたるまでに必要な予算措置と手順
■予算措置。(1から4の合計は250万円から400万円の間か。)なお、3と4は、次年度以降も
必要な経費である。
1. プロのウェブデザイナーへの委託料(全体のレイアウト、デザイン、リンク)
2. 全国美術館会議の過去の出版物などをデジタルアーカイブに加工する委託料
3. 初年度の更新作業に要する委託料
4. レンタルサーバーの借用料
■ 開設にいたる今後の手順としては、
1. 1月28日の理事会でホームページの開設・運営指針と予算措置に関する承認を受ける
2. 全美事務局及びホームページ開設・運営研究部会によって仕様書を整えて3月末までに入
札。
3. 落札後は1-2ヶ月間の試行期聞を設け、当研究部会が、各研究部会、事務局、ウェブデザイ
ナ一等と意見の交換をしたのち、本格的な運用を開始する。
■予算措置。(1から4の合計は250万円から400万円の間か。)なお、3と4は、次年度以降も
必要な経費である。
1. プロのウェブデザイナーへの委託料(全体のレイアウト、デザイン、リンク)
2. 全国美術館会議の過去の出版物などをデジタルアーカイブに加工する委託料
3. 初年度の更新作業に要する委託料
4. レンタルサーバーの借用料
■ 開設にいたる今後の手順としては、
1. 1月28日の理事会でホームページの開設・運営指針と予算措置に関する承認を受ける
2. 全美事務局及びホームページ開設・運営研究部会によって仕様書を整えて3月末までに入
札。
3. 落札後は1-2ヶ月間の試行期聞を設け、当研究部会が、各研究部会、事務局、ウェブデザイ
ナ一等と意見の交換をしたのち、本格的な運用を開始する。
資料3
出席者
◇ ホームページ開設・運営研究部会
酒井哲朗(部会長、福島県立美術館館長)
浜田拓志(幹事、和歌山県立近代美術館)
大嶋貴明(宮城県美術館)
宮武 弘(福島県立美術館)
大橋弘明(東京富士美術館)
生田ゆき(三重県立美術館)
◇ 情報・資料研究部会
辻 成史(部会長、西宮市大谷記念美術館館長)
鴨木年泰(幹事、東京富士美術館)
奥村泰彦(和歌山県立近代美術館)
◇ 全美ニュース研究部会
原田平作(部会長、愛媛県美術館館長)
小松崎拓男(幹事、広島市現代美術館)
◇ 全美事務局
東 伸(総務担当主事、金沢21世紀美術館)
以上12 名
酒井哲朗(部会長、福島県立美術館館長)
浜田拓志(幹事、和歌山県立近代美術館)
大嶋貴明(宮城県美術館)
宮武 弘(福島県立美術館)
大橋弘明(東京富士美術館)
生田ゆき(三重県立美術館)
◇ 情報・資料研究部会
辻 成史(部会長、西宮市大谷記念美術館館長)
鴨木年泰(幹事、東京富士美術館)
奥村泰彦(和歌山県立近代美術館)
◇ 全美ニュース研究部会
原田平作(部会長、愛媛県美術館館長)
小松崎拓男(幹事、広島市現代美術館)
◇ 全美事務局
東 伸(総務担当主事、金沢21世紀美術館)
以上12 名