平成28年度第1回理事会
議 事
1. 審議事項
議案第1号 平成27年度事業報告並びに収支決算について
議案第2号 平成28度事業計画(案)並びに収支予算(案)について
議案第3号 新規入会申込会員館の審査及び退会館について
議案第4号 役員の退任及び選任について
議案第5号 個人会員の創設について
議案第6号 大阪市美術館設計コンペの審査委員推薦について
議案第7号 日経新聞「Beyond2020」について
2. 報告事項
報告第1号 東日本大震災復興対策委員会の活動報告について
報告第2号 熊本地震について
報告第3号 ホームページ保守受託者の変更について
報告第4号 第66回総会について
議案第1号 平成27年度事業報告並びに収支決算について
議案第2号 平成28度事業計画(案)並びに収支予算(案)について
議案第3号 新規入会申込会員館の審査及び退会館について
議案第4号 役員の退任及び選任について
議案第5号 個人会員の創設について
議案第6号 大阪市美術館設計コンペの審査委員推薦について
議案第7号 日経新聞「Beyond2020」について
2. 報告事項
報告第1号 東日本大震災復興対策委員会の活動報告について
報告第2号 熊本地震について
報告第3号 ホームページ保守受託者の変更について
報告第4号 第66回総会について
レポート
全国美術館会議平成28年度第1回理事会と第65回総会のレポート
平成28年5月26日に開かれた全国美術館会議の理事会と総会について報告いたします。
今年の理事会と総会は九州国立博物館、福岡県立美術館、福岡市美術館、福岡アジア美術館を担当館として福岡市のホテルニューオータニ博多を会場に開催されました。理事会には建畠会長、山梨・米田副会長の外、10名の理事、2名の監事が出席し、事務局としては職員4名、広報担当としてホームページ部会と機関誌部会の幹事が出席しました。
午前中の理事会では、まず審議事項として、平成27年度事業報告と収支決算、平成28年度事業計画案と収支予算案、新規入会館の審査、新役員候補者の選任等が審議されたほか、個人会員の創設等が審議されました。報告事項としては東日本大震災復興対策委員会の活動報告と熊本地震やホームページ保守受託者の変更等について報告がありました。
同日の午後には、会員館149館、230余名の出席によって総会が開催されました。服部誠太郎福岡県知事、芦刈茂大宰府市長による歓迎挨拶、萬谷宏之文化財部美術学芸課長の祝辞に続いて、九州国立博物館の島谷弘幸館長を議長として総会が開催されました。平成27年度事業報告及び収支決算、平成28年度事業計画案及び予算案が審議された後、会員館として新居浜市美術館、賛助会員として株式会社ユニークポジションの入会が承認されました。これに平成27年度の第2回理事会で承認された岐阜現代美術館、中村屋サロン美術館、堺市立文化館 堺アルフォンス・ミュシャ館、はつかいち美術ギャラリー、田村一村記念美術館を加えて6館が今年度、新規に入会することとなり、6月末現在の会員館数は381館となりました。また、役員の退任と選任については、福原義春理事(前東京都写真美術館館長)と榎本徹理事(前岐阜県現代陶芸美術館館長)のお二人が退任され、代わって佐治ゆかり郡山市立美術館館長と村田眞宏豊田市美術館館長のお二人が新しい理事に選任されました。村田理事は保存研究部会の部会長にも就任いただいております。続いて個人会員の創設と、それに伴う規約の改定について事務局から説明があり、いずれも承認されました。
報告事項としては、雪山企画委員長から企画委員会の活動報告に続き、各研究部会の幹事の方々から前年度の活動報告と今年度活動計画の説明が行われた後、東日本大震災復興対策委員会の活動について、山梨委員長より報告がありました。このほか、先般の熊本地震について桜井武熊本市現代美術館館長、災害時連絡網九州ブロック本部館の福岡市美術館渡抜由季学芸員より報告があり、ホームページ会員館ページの個別ログイン方式についてホームページ研究部会から報告がありました。
総会に続き、運営制度研究部会によって特別セッション「美術館の原則と美術館関係者の行動基準について」が開かれ、現在同研究部会で検討が続けられている「美術関係者の行動基準」(草案)について説明がありました。これについては会場からも多くの意見が提出され、賛否が分かれた印象がありますが、引き続き同研究部会によって案をブラッシュアップするとともに、会員館においても活発な議論を重ねて、部会の議論にフィードバックされることが期待されています。美術館運営制度研究部会としては、それらの意見を反映した案を来年の総会に諮り、「行動基準」を策定するスケジュールで作業を進めるということです。これについては今後も全国美術館会議の内部で議論を深める必要があるように感じました。
総会2日目の27日は、担当館の九州国立博物館、福岡県立美術館、福岡市美術館、福岡アジア美術館などをめぐり、九州の美術館の様々な活動に触れる機会をもちました。九州国立博物館のバックヤードツアーなど貴重な体験の機会ともなりました
次回の第66回総会は、神奈川県立近代美術館を担当館として、2017年5月25日(木)・26日(金)に鎌倉市内で開催されます。多くの会員館にご参加いただくようお願いします。
平成28年5月26日に開かれた全国美術館会議の理事会と総会について報告いたします。
今年の理事会と総会は九州国立博物館、福岡県立美術館、福岡市美術館、福岡アジア美術館を担当館として福岡市のホテルニューオータニ博多を会場に開催されました。理事会には建畠会長、山梨・米田副会長の外、10名の理事、2名の監事が出席し、事務局としては職員4名、広報担当としてホームページ部会と機関誌部会の幹事が出席しました。
午前中の理事会では、まず審議事項として、平成27年度事業報告と収支決算、平成28年度事業計画案と収支予算案、新規入会館の審査、新役員候補者の選任等が審議されたほか、個人会員の創設等が審議されました。報告事項としては東日本大震災復興対策委員会の活動報告と熊本地震やホームページ保守受託者の変更等について報告がありました。
同日の午後には、会員館149館、230余名の出席によって総会が開催されました。服部誠太郎福岡県知事、芦刈茂大宰府市長による歓迎挨拶、萬谷宏之文化財部美術学芸課長の祝辞に続いて、九州国立博物館の島谷弘幸館長を議長として総会が開催されました。平成27年度事業報告及び収支決算、平成28年度事業計画案及び予算案が審議された後、会員館として新居浜市美術館、賛助会員として株式会社ユニークポジションの入会が承認されました。これに平成27年度の第2回理事会で承認された岐阜現代美術館、中村屋サロン美術館、堺市立文化館 堺アルフォンス・ミュシャ館、はつかいち美術ギャラリー、田村一村記念美術館を加えて6館が今年度、新規に入会することとなり、6月末現在の会員館数は381館となりました。また、役員の退任と選任については、福原義春理事(前東京都写真美術館館長)と榎本徹理事(前岐阜県現代陶芸美術館館長)のお二人が退任され、代わって佐治ゆかり郡山市立美術館館長と村田眞宏豊田市美術館館長のお二人が新しい理事に選任されました。村田理事は保存研究部会の部会長にも就任いただいております。続いて個人会員の創設と、それに伴う規約の改定について事務局から説明があり、いずれも承認されました。
報告事項としては、雪山企画委員長から企画委員会の活動報告に続き、各研究部会の幹事の方々から前年度の活動報告と今年度活動計画の説明が行われた後、東日本大震災復興対策委員会の活動について、山梨委員長より報告がありました。このほか、先般の熊本地震について桜井武熊本市現代美術館館長、災害時連絡網九州ブロック本部館の福岡市美術館渡抜由季学芸員より報告があり、ホームページ会員館ページの個別ログイン方式についてホームページ研究部会から報告がありました。
総会に続き、運営制度研究部会によって特別セッション「美術館の原則と美術館関係者の行動基準について」が開かれ、現在同研究部会で検討が続けられている「美術関係者の行動基準」(草案)について説明がありました。これについては会場からも多くの意見が提出され、賛否が分かれた印象がありますが、引き続き同研究部会によって案をブラッシュアップするとともに、会員館においても活発な議論を重ねて、部会の議論にフィードバックされることが期待されています。美術館運営制度研究部会としては、それらの意見を反映した案を来年の総会に諮り、「行動基準」を策定するスケジュールで作業を進めるということです。これについては今後も全国美術館会議の内部で議論を深める必要があるように感じました。
総会2日目の27日は、担当館の九州国立博物館、福岡県立美術館、福岡市美術館、福岡アジア美術館などをめぐり、九州の美術館の様々な活動に触れる機会をもちました。九州国立博物館のバックヤードツアーなど貴重な体験の機会ともなりました
次回の第66回総会は、神奈川県立近代美術館を担当館として、2017年5月25日(木)・26日(金)に鎌倉市内で開催されます。多くの会員館にご参加いただくようお願いします。
(文責 機関誌部会幹事 鳥取県立博物館 尾﨑信一郎)