2011年7月9日、宮城県美術館でのセッションの要点

美術館関係者への特定募金について再度の呼びかけを全美事務局から行なう
 現状では、多くの美術館で募金の周知が行き届いていない。募金金額150万円程度

2012年3月11日(日)を東日本大震災の日とし、無料化などの呼びかけを全国に対して全美から発することを理事会に提案する。(宮城のセッション約40名ほど全員の賛同を得て)

レスキュー事業、協議会、支援委員会などに参加する際の、旅費等をどこまで全美で支給するかの基準の設定(陸前高田の作品の状況や今後レスキューの要請が出る可能性を考慮すると、各美術館の設置主体からの出張旅費に負担しきれないことが多くなることが予想されるので、そろそろ全美負担の枠組みを作っておく必要があると思われる)

当該美術館、対策本部、全美加盟館の有志による協議会の設定と継続(支援委員会を立ち上げる傍ら、北関東東北の美術館のみならず現場に近いところの人たちが集まり、ある程度定期的に美術館で行う事業の企画等について話し合っていく場を設けて、実際の要望、必要を吸い上げるほうが、今後の全美の支援事業が有効に実践できると思われる)

全美ホームページに支援の企画案を投げ入れる目安箱の設置(上記の趣旨と同じであるが、さらに広く意見を採取するための場として)

照明のLED化について、費用、効果に関する資料をパナソニックに要求(通常の照明より電力消費量として50~60%減が図れるとの、セッションに出席したパナソニックの報告があったので、現実的な適用を計画するための資料として作成を要求してある)

温湿度に関する基準、考え方を国立美術館側が進めている調査と全美側がすり合わせる。→節電と環境設定に関する方策を提示(国立美術館内で進行中の温湿度の基準とその適応についての方策づくりについて、大略をセッション参加者に説明のうえ、全美加盟館の現場と話しあいながら、全美全体で共有できる方策を作成していく)

展覧会や普及事業への全美としての助成システムをつくる(1件あたり300~400万)
(現段階では全美の資金がどのくらいになるかは不明であるが、福島県美からの提案要望に対して、一事業について400万円くらいまでなら出せるだろうと対策本部として話した。ただ全部でどのくらいの規模、金額は今のところ判らないと言ってある)
(2011,7,12 山梨作成)

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