第59回情報・資料研究部会会合報告
内 容
今回は新年度ということで所属が変わった部会メンバーも複数いたため、自己紹介から始めた後、以下の議題について検討または情報共有を行った。なお、対面とオンラインの併用で行った。
1. 「美術関係アーカイブズ資料所在調査」ウェブ公開について
(1) 公開データの取りまとめについて
「美術関係アーカイブズ資料所在調査」公
開リストの項目について、以下を協議し、決
定した。
・「資料群番号」を新たな項目として設け
る。
→資料群番号の付け方は、「(Zenbiの)
Z+数字四桁」、または「館番号+数字」
という案がでたが、現状では固定の館番号
が存在せず、資料群番号には意味を持たせないナンバリングの方が管理しやすいとして、
「(Archiveの)A+数字四桁」とした。
・全美のブロック名を新たな項目として追加する。
・「所有形態」「閲覧に供することができる範囲」、「目録・リスト等の検索手段の整備状
況」「複製の有無とその媒体」について、チェック式から記述式へ変更する。
・管理用情報項目(公開レベル、調査項目番号等)を削除する。
(2) 公開内容
初回調査時に公開許可と連絡があったが、
その後連絡がとれない館の資料、また初回調
査時に公開許可と連絡があったがその後非公
開希望へ変更した館の資料は、公開しない方
針で進めることを確認した。
(3) 公開のタイミング
2022年6月2日の総会後とする。
(4) 公開方法
エクセルとPDFの形式で、全美ウェブサイ
トで公開。『全国美術館会議会員館 収蔵品
目録総覧 2014』と同様に、トップページの案内バー及び情報資料部会のページから閲覧で
きるようにする。
→頻繁な更新は難しいため、アンケートの実施日、確認日、公開日を併記し、いつ時点の情
報か分かるようにしておく。
2. 第2回(第71回)一般社団法人全国美術館会議社員総会 活動報告について
「美術関係アーカイブズ資料所在調査」の進捗報告など、情報・資料研究部会として報告する
内容を確認した。
3. 今年度の活動について
(1) 「美術関係アーカイブズ資
料所在調査」の公開作業
総会後の公開を目指すこと
を改めて確認。
(2) ジャパンサーチのつなぎ役
としての取り組み
参加機関の伸び悩みが課題
となっていることを共有。イ
ベント、2023年の総会の場
2024年度の学芸員研修会
(情報・資料研究部会担当)などを利用して、現場の学芸員・職員及び館長等にもアピールし
ていく。
→2024年度の学芸員研修会のテーマを、例えば「情報の発信と共有化」といったテーマにし
てはどうかといった意見が出た。今年は博物館登録制度が変わりアーカイブ活用について
の提言もあったほか、博物館法の改正もあったため、最新の動向を意識した企画準備を2022
年から少しずつ開始することで一致した。
(3) 大阪中之島美術館アーカイブ見学会
部会員からの希望を受け、秋ごろを目安に見学会を企画することとした。オンライン参加
もできるように検討したい。
(4) 機関アーカイブズについての勉強会
機関アーカイブズについて、他館の事例を知りたいという部会員からの要望があった。
→公立と私立では機関アーカイブズ構築にあたり準拠する法律が異なる。また、現用の電
子ファイルの整理の仕方などはレコード・マネジメントの領域の話になる。そのあたりを
ふまえながら、アンケート、見学会、催しなどを企画してはどうかという意見が出た。
4. ジャパンサーチ関連
「ジャパンサーチ戦略方針2021-2025」に掲げた目標の実現に向けて、2025年までの5年間に
取り組むべき具体的な行動(アクション)を示した「ジャパンサーチ・アクションプラン2021-
2025」がジャパンサーチホームページで公開されており、全国美術館会議も本プランの策定に
協力したことが情報共有された。
5. 日本美術家連盟の著作権使用料規程改定案に関わる意見聴取への参加について
研究部会が著作権に関する研究活動に取り組み、著作権法第47条ガイドライン策定に協力す
るなどしてきたことから、鴨木幹事が4月13日に実施された連盟による意見聴取に出席したこと
が報告された。
6. 次回会合について
7月末を予定。
1. 「美術関係アーカイブズ資料所在調査」ウェブ公開について
(1) 公開データの取りまとめについて
「美術関係アーカイブズ資料所在調査」公
開リストの項目について、以下を協議し、決
定した。
・「資料群番号」を新たな項目として設け
る。
→資料群番号の付け方は、「(Zenbiの)
Z+数字四桁」、または「館番号+数字」
という案がでたが、現状では固定の館番号
が存在せず、資料群番号には意味を持たせないナンバリングの方が管理しやすいとして、
「(Archiveの)A+数字四桁」とした。
・全美のブロック名を新たな項目として追加する。
・「所有形態」「閲覧に供することができる範囲」、「目録・リスト等の検索手段の整備状
況」「複製の有無とその媒体」について、チェック式から記述式へ変更する。
・管理用情報項目(公開レベル、調査項目番号等)を削除する。
(2) 公開内容
初回調査時に公開許可と連絡があったが、
その後連絡がとれない館の資料、また初回調
査時に公開許可と連絡があったがその後非公
開希望へ変更した館の資料は、公開しない方
針で進めることを確認した。
(3) 公開のタイミング
2022年6月2日の総会後とする。
(4) 公開方法
エクセルとPDFの形式で、全美ウェブサイ
トで公開。『全国美術館会議会員館 収蔵品
目録総覧 2014』と同様に、トップページの案内バー及び情報資料部会のページから閲覧で
きるようにする。
→頻繁な更新は難しいため、アンケートの実施日、確認日、公開日を併記し、いつ時点の情
報か分かるようにしておく。
2. 第2回(第71回)一般社団法人全国美術館会議社員総会 活動報告について
「美術関係アーカイブズ資料所在調査」の進捗報告など、情報・資料研究部会として報告する
内容を確認した。
3. 今年度の活動について
(1) 「美術関係アーカイブズ資
料所在調査」の公開作業
総会後の公開を目指すこと
を改めて確認。
(2) ジャパンサーチのつなぎ役
としての取り組み
参加機関の伸び悩みが課題
となっていることを共有。イ
ベント、2023年の総会の場
2024年度の学芸員研修会
(情報・資料研究部会担当)などを利用して、現場の学芸員・職員及び館長等にもアピールし
ていく。
→2024年度の学芸員研修会のテーマを、例えば「情報の発信と共有化」といったテーマにし
てはどうかといった意見が出た。今年は博物館登録制度が変わりアーカイブ活用について
の提言もあったほか、博物館法の改正もあったため、最新の動向を意識した企画準備を2022
年から少しずつ開始することで一致した。
(3) 大阪中之島美術館アーカイブ見学会
部会員からの希望を受け、秋ごろを目安に見学会を企画することとした。オンライン参加
もできるように検討したい。
(4) 機関アーカイブズについての勉強会
機関アーカイブズについて、他館の事例を知りたいという部会員からの要望があった。
→公立と私立では機関アーカイブズ構築にあたり準拠する法律が異なる。また、現用の電
子ファイルの整理の仕方などはレコード・マネジメントの領域の話になる。そのあたりを
ふまえながら、アンケート、見学会、催しなどを企画してはどうかという意見が出た。
4. ジャパンサーチ関連
「ジャパンサーチ戦略方針2021-2025」に掲げた目標の実現に向けて、2025年までの5年間に
取り組むべき具体的な行動(アクション)を示した「ジャパンサーチ・アクションプラン2021-
2025」がジャパンサーチホームページで公開されており、全国美術館会議も本プランの策定に
協力したことが情報共有された。
5. 日本美術家連盟の著作権使用料規程改定案に関わる意見聴取への参加について
研究部会が著作権に関する研究活動に取り組み、著作権法第47条ガイドライン策定に協力す
るなどしてきたことから、鴨木幹事が4月13日に実施された連盟による意見聴取に出席したこと
が報告された。
6. 次回会合について
7月末を予定。
(報告者:国立西洋美術館 黒澤美子)
参加者:12名
越智裕二郎(西宮市大谷記念美術館)部会長
鴨木年泰(東京富士美術館)幹事
川口雅子(国立美術館アート・コミュニケーションセンター(仮称)設置準備室/
国立西洋美術館)幹事
桑名真吾(平塚市美術館)
八柳サエ(横浜美術館)
黒澤美子(国立西洋美術館)
谷口英理(国立美術館アート・コミュニケーションセンター(仮称)設置準備室/
東京国立近代美術館)
中平洋子(ちひろ美術館・東京)
山﨑美和(東京国立博物館)
松山ひとみ(大阪中之島美術館)
福田浩子(広島県立美術館)
オブザーバー
小林豊子(全国美術館会議事務局)
鴨木年泰(東京富士美術館)幹事
川口雅子(国立美術館アート・コミュニケーションセンター(仮称)設置準備室/
国立西洋美術館)幹事
桑名真吾(平塚市美術館)
八柳サエ(横浜美術館)
黒澤美子(国立西洋美術館)
谷口英理(国立美術館アート・コミュニケーションセンター(仮称)設置準備室/
東京国立近代美術館)
中平洋子(ちひろ美術館・東京)
山﨑美和(東京国立博物館)
松山ひとみ(大阪中之島美術館)
福田浩子(広島県立美術館)
オブザーバー
小林豊子(全国美術館会議事務局)