情報・資料研究部会過去の活動一覧

日時
2019年2月27日(水)
13:30〜17:00
場所
東京国立近代美術館
講堂・会議室

第53回情報・資料研究部会会合報告

内 容 

1. 3月22日開催の学芸員研修会の会場となる、東京国立近代美術館講堂を見学。当日の会場構成
 等について実地にて検討・確認。
2. 会議室に場所を移し、学芸員研修会についての打合せ。
 ・アートライブラリ見学の段取りについて確認。ライブラリの規模に対して見学希望者が多いこ
  とが予想されるため、見学の方法等については担当者である長名氏に一任。
 ・研修会の各報告、発表について、概要の確認と共有。
  第1部 美術館が所蔵するさまざまなアーカイブズ資料
   「洲之内徹関係資料について」(土生)
   「東京国立近代美術館のアーカイブズ資料と夢土画廊資料について」(長名)
   「具体美術協会に関する資料群の情報化」(松山)
   「東京都美術館 ミュージアムアーカイブズ─機関アーカイブズとしての一試行」(水田)
  第2部 アーカイブズ資料の活用と方法
   「海外事例に学ぶ美術アーカイブズ検索手段のあり方」(川口)
   「“資料群”としての整理・記述方法と所在情報の発信―『アーカイブズ資料所在調査』の実
    施に向けて」(谷口)
  ・パネルディスカッションの大まかな流れを検討。触れるべき話題などについて確認。
  ・当日の受付段取りや役割分担、準備するものなどの確認。

3. 著作権法第47条ガイドラインについての報告
 ・著作権法の改正に伴い、主に作品画像の複製・公開等に関わる第47条について、文化庁著作
  権課の呼びかけのもと、ガイドラインが作成された。ただし、このガイドラインはあくまで今
  回ガイドラインの策定に参加した6者(一般社団法人日本美術家連盟、一般社団法人日本美術
  著作権連合、一般社団法人日本写真著作権協会、公益財団法人日本博物館協会、全国美術館会
  議、一般社団法人日本書籍出版協会)の間における協定であり、そこに属していない作家・著
  作権者等には効力は及ばないことに注意。
 ・全国美術館会議としては、本ガイドラインの他に、6者に含まれていない団体等によるものな
  ど、複数のガイドラインが存在することは好ましくないと考えている。従って、そのような状
  況が生じた際には、協議によって統一を図っていきたい考えである。今後そういった協議が行
  われることになった場合、その進展によってはガイドラインの内容が変更される可能性がある
  ため、現状では、第47条の適用範囲で掲載できる画像のサイズに注意しておくことが必要で
  ある。
(報告者:宮城県美術館 土生和彦)

参加者:9名

越智裕二郎(西宮市大谷記念美術館)部会長
鴨木年泰(東京富士美術館)幹事
川口雅子(国立西洋美術館)幹事
土生和彦(宮城県美術館)
八柳サエ(横浜美術館)
谷口英理(国立新美術館)
長名大地(東京国立近代美術館)
天野圭悟(高知県立美術館)
オブザーバー
小菅千鶴(埼玉県立近代美術館)
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