第60回教育普及研究部会会合報告
スケジュール
12:30~13:00 受付
13:00~13:10 開会挨拶 新畑泰秀(アーティゾン美術館教育普及部長)
小坂智子(部会長/長崎県美術館長)
13:10~13:20 会合趣旨説明、学芸員研修会検討過程・趣旨書案についての説明
13:20~13:25 ディスカッションの進め方の説明
13:25~14:45 グループディスカッション①×3セッション
14:45~15:00 休憩
15:00~15:10 全体プログラムやスケジュールについての提案
15:10~15:30 グループディスカッション②
15:30~16:00 全体共有
16:00~16:10 閉会挨拶(部会長・小坂智子氏)
16:10~16:20 事務連絡
13:00~13:10 開会挨拶 新畑泰秀(アーティゾン美術館教育普及部長)
小坂智子(部会長/長崎県美術館長)
13:10~13:20 会合趣旨説明、学芸員研修会検討過程・趣旨書案についての説明
13:20~13:25 ディスカッションの進め方の説明
13:25~14:45 グループディスカッション①×3セッション
14:45~15:00 休憩
15:00~15:10 全体プログラムやスケジュールについての提案
15:10~15:30 グループディスカッション②
15:30~16:00 全体共有
16:00~16:10 閉会挨拶(部会長・小坂智子氏)
16:10~16:20 事務連絡
内容
令和5年度は教育普及研究部会が学芸員研修会の企画を担当する。
当部会では、前回第59回の会合以降、約20名の有志が話し合いを重ねながら研修会プログラムの検討を進めてきた。その途中経過を踏まえた研修会趣旨書案は、11月上旬にメーリングリストで部会メンバーに共有された。
11月10日の会合の冒頭では、検討メンバーがどのような話し合いを経て、趣旨書案の作成に至ったか、報告が行われた。参加者一人ひとりが意見を言いやすい環境を作るために、その後の議論は6グループに分かれて進行した。今回の会合の目標は①展示、学び、アクセシビリティという大きなテーマが定まった三つの分科会について、プログラムの方向性を検討すること、そして②全体プログラムの構成を考えること。そのため、前半は①分科会の方向性についてのグループディスカッションを、参加者がすべての分科会の検討に加われるよう3セッション行い、後半は②全体プログラムについてのディスカッションを1セッション行った。各テーブルには模造紙やマーカーが置かれ、話題に上ったことを同時的に可視化できるようにした。
今回、①について全体共有の時間は設けなかったが、模造紙を見ると、例えば「利用者とは誰か」「<利用者>という定義じたいが美術館目線では」「利用者は何を求めているのか」「そもそも学びとは」「何のために展覧会を行うのか」等、各テーブルで根源的な問いが生まれ、参加者が活発に意見を交わしたことが窺える。また、②全体プログラムについては各グループからさまざまな提案があったが、やはり講師が決まり分科会の方向性を絞り込まない限り、確定は難しいという結論に至った。一方で、参加分科会を固定し2日間じっくりと学びを深める形式にすることや、各分科会講師による全参加者向けの話題提供の時間を研修会冒頭に組み込むこと等、いくつかの方針は定まった。
今回の会合は半日という短い日程であり、参加者一人ひとりの近況報告の時間は確保できなかったが、各館から印刷物等を持ち寄り、休憩時間にも活発に情報交換を行う様子が窺えた。学芸員研修会の企画運営という一大プロジェクトを通して、部会メンバーどうしの知識経験・課題意識の共有や、コミュニケーション活性化が進むことにも期待している。
当部会では、前回第59回の会合以降、約20名の有志が話し合いを重ねながら研修会プログラムの検討を進めてきた。その途中経過を踏まえた研修会趣旨書案は、11月上旬にメーリングリストで部会メンバーに共有された。
11月10日の会合の冒頭では、検討メンバーがどのような話し合いを経て、趣旨書案の作成に至ったか、報告が行われた。参加者一人ひとりが意見を言いやすい環境を作るために、その後の議論は6グループに分かれて進行した。今回の会合の目標は①展示、学び、アクセシビリティという大きなテーマが定まった三つの分科会について、プログラムの方向性を検討すること、そして②全体プログラムの構成を考えること。そのため、前半は①分科会の方向性についてのグループディスカッションを、参加者がすべての分科会の検討に加われるよう3セッション行い、後半は②全体プログラムについてのディスカッションを1セッション行った。各テーブルには模造紙やマーカーが置かれ、話題に上ったことを同時的に可視化できるようにした。
今回、①について全体共有の時間は設けなかったが、模造紙を見ると、例えば「利用者とは誰か」「<利用者>という定義じたいが美術館目線では」「利用者は何を求めているのか」「そもそも学びとは」「何のために展覧会を行うのか」等、各テーブルで根源的な問いが生まれ、参加者が活発に意見を交わしたことが窺える。また、②全体プログラムについては各グループからさまざまな提案があったが、やはり講師が決まり分科会の方向性を絞り込まない限り、確定は難しいという結論に至った。一方で、参加分科会を固定し2日間じっくりと学びを深める形式にすることや、各分科会講師による全参加者向けの話題提供の時間を研修会冒頭に組み込むこと等、いくつかの方針は定まった。
今回の会合は半日という短い日程であり、参加者一人ひとりの近況報告の時間は確保できなかったが、各館から印刷物等を持ち寄り、休憩時間にも活発に情報交換を行う様子が窺えた。学芸員研修会の企画運営という一大プロジェクトを通して、部会メンバーどうしの知識経験・課題意識の共有や、コミュニケーション活性化が進むことにも期待している。
(報告者:教育普及研究部会幹事/三重県立美術館 鈴村麻里子)
出席者:56名
部会員55名、事務局1名