東日本大震災美術館・博物館総合調査第3回会合及び第2回予備調査(2013年2月16日、17日:岩手県立美術館 他)

第3回会合風景

 全国美術館会議では、本年5月から東日本被災地域の美術館・博物館を対象とした本格調査を予定していますが、調査対象館の選定、調査員募集方法、調査時の情報伝達や連絡方法、収集データの管理方法等を検討する第3回目の会合を岩手県立美術館にて行い、あわせて同館を含む第2回目となる予備調査を岩手県内の4か所の美術館・博物館において行いました。
 今回の会合及び調査の参加者は予備的調査ということもあり、総合調査分科会と保存研究部会メンバーで構成しました。調査を行う美術館や博物館は、東日本大震災によって被害を受けた地域を対象としていますが、美術品がなぜ被害を免れたのか、その保管や展示の工夫を学ぶことや、物理的な被害だけでなく震災以降ご苦労された点を聞き取り調査することも重要なポイントとなっています。
 これらの調査結果は掲載内容の了承が調査館から得られた後、来年度刊行予定の報告書に反映される予定です。
 なお、本格調査の際は、全国美術館会議会員館に広く調査参加者を募集します。

調査館

バックヤード見学

2月16日 岩手県立美術館(午前・保存研究部会第43回会合
     バックヤード見学と兼ねる)
     ※午後からは同館会議室で、第3回分科会会合。









2月17日  岩手町立石神の丘美術館、萬鉄五郎記念美術館、
     一関市博物館

参加者

菅野 晶(青森県立美術館)
根本亮子(岩手県立美術館)
盛本直美(岩手県立美術館)
大嶋貴明(宮城県美術館)
堀 宜雄(福島県立美術館)
井野功一(茨城県近代美術館)
永松左知(茨城県近代美術館)
木村理恵子(栃木県立美術館)
山本智代(森美術館)
伊藤由美(神奈川県立近代美術館)
勝山 滋(平塚市美術館)
安藤里恵(碧南市藤井達吉現代美術館)
佐野素子(岐阜県現代陶芸美術館)
田中善明(三重県立美術館)
浜田拓志(和歌山県立近代美術館)
相澤邦彦(兵庫県立美術館)
渡抜由季(福岡市美術館)
小林豊子(事務局)
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